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Nilda MARTINEZ ワークショップレポート

5/19(土)・20(日)の2日間、北千住で開催した
サーカスパフォーマー Nilda MARTINEZの
ワークショップ『物とからだ、動きの必然』
のレポートです。

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サーカス、ジャグリング、コンテンポラリー
ダンスと、ジャンルを横断して活動する彼の
ワークショップの参加者は、ジャグリングと
ダンスの経験者がそれぞれ半々ぐらい。

まずは床から、からだのウォームアップ。


次に、自分の好きな「物」を選んで
投げたり、掴んだり、重さを感じて動いたり。

ジャグリングの道具のボールやスティック、
リングなども使って、ペアになる相手が
動かす物の動きを、からだの一部で真似して
動いてみたり。


Nildaは、動きの「明確さ」を意識することの
大切さについて、何度も伝えていました。

からだのどこを動かしているのか。
物の動きの何を捉えて、動いているのか。

参加者ひとりひとりに丁寧に、
からだの動きに変化があらわれるまで
問いかけることを心がけていました。


そして「難しいことにチャレンジする」ことに
ついても、何度も参加者を励ましていました。

物を持ってしまうと、物への意識が強くなって
しまいがちなところで、物を扱いながら
「からだ」をどう動かしていけるのか、
様々な挑戦を積極的に行うように働きかける。

そしてNilda自身も、ワークショップを
進めながら一緒に動く、動く! 
彼のエネルギーに引っ張られるように、
参加者のからだもどんどん動いていきました。

最後はワークショップで扱った3つの基本的な
ルールを使い、全員でインプロビゼーション。
その際も自分がどのルールを選択しているのか
明確さを失わないで。と念を押してスタート。


終了後は皆で円になって座り、感想をシェア。

普段、物を扱うジャグリング経験者からは
「からだをこんなに動かさないので、新鮮」
からだを扱うダンス経験からは
「物もからだの一部になるような新しい感覚」
などなど、様々な感想があがりました。

今回のワークショップは、それぞれにとって
新鮮な出会いにつながった様です。

全体を通じて、新たな体験にオープンに
挑戦していく空気が感じられて、
とても素敵なワークショップになりました!

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日々のスタジオでの定期クラスで、
自身のからだと丁寧に向き合う時間を
大切にしていくと同時に、

今回のワークショップのように
広い空間で、いつもとは違う人と出会い
新鮮な気持ちで学びあう時間を持つことも
これから定期的に企画していけたら、
と思いました。

講師のNilda、そして参加者の皆さまに
感謝します。ありがとうございました!


「サーカス / ジャグリング」への興味:AAPA『となりとのちがい vol.5』

5/18(金)~20(日)に北千住駅周辺の会場で行う
AAPA『となりとのちがい vol.5』の各ゲストの
「ジャンル」に興味を持った内容やきっかけを
それぞれ紹介してきました。
最後の今日は「サーカス/ジャグリング」です。

自分が「ジャグリング」という言葉をしっかり
知ったのは、現在は「ながめくらしつ」という
カンパニーで制作を行う奥村優子さんを通じて
AAPAの上本が、ジャグラーの宮野玲くんを
紹介してもらったことがきっかけでした。

その後、『見えなくなるだけで消えない』
という2013年のAAPAの作品で宮野くんと
共演することになり、初めてジャグリングの
道具に触れながら踊ることを経験しました。


この時は、今はなくなってしまった、横浜の
BankART NYK の1階ホールでの公演だったの
ですが、あらためてこうして映像で振り返ると
かなり劇場的な作品だったな・・と思います。

そしてこの時は、北千住の団地の空きテナント
と出会い、スタジオのオープンに向けて準備を
開始した頃でもありました。

そして2013年7月にスタジオをオープンした後
ジャグラーの宮野玲・倉沢英治・関矢昌宏の
3人が「ジャグリング創作プロジェクト focus」
として、クラスやクリエーションを行う活動が
スタジオで始まりました。

AAPAとしても、ジャグラーと創作をともにする
機会が広がり、「Theater Juggling Stream」
(2015) や「空転劇場 vol.5」(2016) といった
ジャグリングのイベントにも出演させてもらい
ジャグラーとの交流も広がっていきました。

彼らに出会うまで、ダンサーとして活動する
私が「ジャグリング」に興味をもつ機会は
ありませんでした。
そして彼らとの創作は、「物」に対する発想や
ジャグリングのテクニックから生み出される
「そんなことできるんだ?!」という驚きから、
たくさんの刺激を受けることになりました。

AAPAでも以前から、ペットボトル、紙、イス、
ビニール袋など、日常の物を使って踊ることは
よくありました。2011年に国内各地の劇場で
上演した『終わりの予兆』は、その典型的な
例と言える作品です。


そして2013年にジャグラーとの共演を初めて
経験した結果、その後のAAPAの作品では
ダンサーのみで構成された作品でも、物への
アプローチが大きく変わったなと感じます。

作品そのもののテイストの違いもありますが、
例えば、水を入れたグラスや棒を使って踊る
シーンがある『短い旅行記 2016』の映像を
あらためて見ると、そう感じます。


ダンサーとしてAAPAの作品で踊るときに、
物の重さを使ってからだに揺れをつくる
方法が広がったり、物の素材の違いから
新たなからだの動きを探るようになったのは、
ジャグリングからの影響があったと思います。

物を持ちながら動いていくことで、からだに
新たなイメージが積み重なっていくのを捉え、
からだに複雑さや変化を加えていくパートナー
として、物の「質感」を扱うことについて、
より技術的な側面からアプローチすることに
意識が向くようになりました。

そしてジャグラーの動きを見ているなかで、
物とからだの関係から観ている側に生まれる
スリル感、それに挑むジャグラーのからだに
現れる集中力の形に、新鮮さを感じました。

ジャグラーの志向性にもよるとは思いますが
時に、物を扱う人間自身の存在がなくなり、
物体が空間に描く軌道そのものの美しさを
ダイレクトに感じることもありました。

私は「からだ」を、とても機能的な存在と
捉えて「モノ」として考える志向があるので
そういう点で親和性を感じる、というのも
あったと思います。

そして、ジャグラーのなかにも様々な人が
いることを知れたことも、良かったです。
自分のダンスと近いなと感じる人もいれば
違うなと感じる人もいて、例えば演劇的だな
と感じることもあれば、美術的だなと感じる
こともありました。そしてその多様な価値観に
ダンスとの親和性を感じることができた気がします。

結局は「モノ」を扱いながらも
最終的に何を見せたいのか(例えば「からだ」
を見せたいのか、「モノ」を見せたいのか、
「物語」をみせたいのか)という志向性の話
であって、ジャンルが違っても、そのなかで
共通性が見つかっていくものなんだと。

また、ジャグリングというジャンルがまだ
日本では歴史が短いからか、出会う人たちが
大学生~20代後半までの世代に固まっていて、
かつ男の子がほとんどで、今まで出会う機会が
あまりない人たちだったことも、新鮮でした。

ジャグリングにしてもダンスにしても、
それぞれ存在を知らないまま活動をするよりも
お互いの存在は感じながら、ゆるやかに交流が
生まれる関係にあれたら良いな、と思います。

ただ、AAPA『浮舟』を再創作した公演 (2016)
以降は、スタジオに関わりがあったジャグラー
の就職や生活環境の変化などがあり、ともに
創作や企画をする機会がなくなっていきました。

今回、「サーカス / ジャグリング」のゲストで
参加してもらうNildaは、2年ほど前に日本に
来た際、ふらりとスタジオのクラスを受けに
来てくれたことがきっかけで知り合いました。

その後クラスに数回続けて参加してくれて
話をするなかで、彼がフランス人のサーカス
パフォーマーだということ、サーカス学校で
コンテンポラリーダンスを学んだ経験もあり
卒業後も様々なジャンルのワークショップに
参加していることを知りました。


そして今回、一か月ほど日本に滞在すると
Nildaから連絡があったことをきっかけに、
サーカス、ジャグリング、ダンス、武術など
様々なジャンルを横断してトレーニングを
重ねている彼の存在を通じて、しばらくの間
離れてしまった「ジャグリング」との接点を
再びつくれたら、と思いました。

+++++

スタジオでワークショップを行ってきた
「武術」「歌/声」「サーカス / ジャグリング」
「仮面」の各ジャンルからゲストを招き、
毎回、異なるゲストと会場の組み合わせで
上演する、AAPA『となりとのちがい vol.5』。

「サーカス / ジャグリング」のゲストの
Nildaが出演する回は、5/19(土) 13:40 と、
20(日) 15:20 開演の回です!
またNildaは、5/19(土)と20(日)の両日、
ワークショップも行います。(→ 詳細情報)

今回のように様々なジャンルのゲストを招く
企画を行う背景には、「ダンス」という言葉を
「からだを使ったパフォーマンス」に置き換え
新鮮な感覚に触れる機会を増やしたい、という
思いがあります。
ご興味・ご都合あいましたら、ぜひどうぞ!

AAPA『となりとのちがい vol.5』
▼チケットの購入はこちら↓
http://engeki.jp/pass/events/detail/419

2/15(月) 20時開演: AAPA『浮舟』上演のお知らせ

先月の1/30(土)・31(日)に、スタジオで上演した『浮舟』
(ダンサーとジャグラーのデュオ作品)を、平日夜の
2/15(月) 20時から、再びスタジオショーイングとして上演します。



昨年8月のTheater Juggling Stream(TJS)での30分の初演版
(↑は初演時の記録映像からの抜粋です)を再創作し
新たなシーンを追加した、約50分の作品です。

1月末のショーイングには足を運べなかった方、
ダンスとジャグリング、それぞれ見たことのない方も、
ぜひこの機会に足を運んでいただけたら幸いです。
---

2月のスタジオショーイング 
AAPA 『浮舟』
作・演出:上本竜平  振付・出演:永井美里 / 佐々木隼人
楽曲:西川裕一 (Sylianrue)

開演日時:  2/15 (月) 20時 (開場は開演の15分前)

会場: 日の出町団地スタジオ
(北千住駅東口 徒歩5分/アクセスMAP)

料金: (予約) 1500円

(★下記のフォームより前日までに要予約/当日1800円)
https://goo.gl/oepG2R

また、下記のスタジオ連絡先宛に、
「ご来場日時・お名前・人数」を前日までに
ご連絡いただく形でも、ご予約可能です。
-----
電話: 070-6457-4761 
E-mail: minori0627@hotmail.com
-----

皆さまのご来場を、お待ちしてます!


1/30(土)・31(日) AAPA『浮舟』上演のお知らせ

1月のスタジオショーイングでは、昨年8月にTheater Juggling Stream(TJS)で
AAPAが上演した『浮舟』(ダンサーとジャグラーのデュオ作品) に新たなシーンを追加し、
約50分の作品に再創作して上演します。

ダンスとジャグリング、それぞれ見たことのない方も、
ぜひこの機会に足を運んでいただけたら幸いです。



1月のスタジオショーイング 
AAPA 『浮舟』
作・演出:上本竜平  振付・出演:永井美里 / 佐々木隼人
楽曲:西川裕一 (Sylianrue)

開演日時: 
1/30 (土) 16時 / 19時
   31 (日) 12時 / 15時
(開場は開演の15分前)

会場: 日の出町団地スタジオ
(北千住駅東口 徒歩5分/アクセスMAP)

料金: (予約) 1500円 / (当日) 1800円


また、下記のスタジオ連絡先宛に、
「ご来場日時・お名前・人数」を前日までに
ご連絡いただく形でも、ご予約可能です。
-----
電話: 070-6457-4761 
E-mail: minori0627@hotmail.com
-----

皆さまのご来場を、お待ちしてます!


今週末6月27日・28日のスタジオショーイングのお知らせ


今週末の6月のスタジオショーイングにむけて、昨夜は通し稽古をしました。
今回のショーイングでは、スタジオでのショーイングを経験している
ジャグラー2人と物やジャグリングの道具を使ったパフォーマンスを行います。

リハーサルを通じて、彼らの「ジャグリングの道具」を使った動きと、
AAPAで取り組んできた「からだ」や「物」の重さや質感から生まれてくる動きの
共通点と違いについて、あらためて新たな発見をかさねています。

そして今回のショーイングでは、パフォーマンスとあわせて、
人や物との接触点(コンタクト)に意識を向けるミニ・ワークショップも同時開催。
ショーイングの場を、パフォーマンスを見る/見せる場としてだけではなく、
ベースにある視点や興味をシェアする場にしていきます。

ワークショップは見学での参加でも大丈夫です。ワークを見るだけでも、
パフォーマンスの見え方が変わっていくと思います。
また、ワークショップは激しい運動はしないので、動きやすい服装であれば
普段着でも大丈夫です。(会場で着替えることも可能です)

お時間ありましたらこの機会に、ぜひおこしくださいませ!

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●6月のスタジオショーイング『物とコンタクト/2』

構成・出演: AAPA (上本竜平・永井美里)
出演:  関矢昌宏・佐々木隼人

日時: 6/27(土)・ 28(日) 両日18時半~20時(開場は開演の15分前)
料金: 1500円 (★要予約/ 当日1800円)

【ご予約方法】
下記の予約フォームより、ご来場日の前日までにお申込ください。
https://ssl.form-mailer.jp/fms/f468c291360520


『物とコンタクト/2』 6月スタジオショーイングのお知らせ(2015)


6月のスタジオショーイングは、前回5月の内容を発展させ、
人や物、床との「接触点(コンタクト)」に意識を向ける
「コンタクト・インプロビゼーション(CI)」をベースに、
様々な物やジャグリングの道具を使ったパフォーマンスを行います。

出演者には、スタジオでのショーイングを経験している
ジャグラー2人が加わります。そして5月に引き続き、
今回もパフォーマンスの創作で取り組んできた
内容を紹介する、ミニ・ワークショップを同時開催します。

★ワークショップは「参加自由・見学可」です。(激しい運動はしないので、動きやすい服装であれば普段着で参加可能です)

ショーイングのみ見たい方も、ぜひお気軽にご来場ください。

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6月のスタジオショーイング 
『物とコンタクト/2』

構成・出演: AAPA (上本竜平・永井美里)
出演:  関矢昌宏・佐々木隼人

日時: 6/27(土)・ 28(日) 両日18時半~20時
          (開場は開演の15分前)

料金: 1500円 (★要予約/ 当日1800円)

会場: 日の出町団地スタジオ
          (北千住駅東口 徒歩5分/アクセスMAP)


【出演者プロフィール】
AAPA 
アアパ / Away At Performing Arts

「仮設劇場になる海の家」を企画した『茅ヶ崎戯曲』(2004.8)を契機に活動開始。様々な場所で日常と舞台を地続きに見せる舞台空間を企画し、2013年夏より北千住で「日の出町団地スタジオ」を運営。
ダンスを軸に多ジャンルとの協働にも積極的に取り組み、「大野一雄フェスティバル2009」「踊りに行くぜ!!Ⅱvol.1」等に参加し、作品を創作している。


関矢昌宏  Sekiya Masahiro

1990年生まれ。東京理科大学入学後、ジャグリングサークルに所属し、ジャグリングを始める。サークルを中心に活動しながら、JJF2012チーム部門で出場するほか、ライブハウスなどにも出演。現在は新宿区の児童施設で、子どもたちへのジャグリング指導も行っている。ジャグリング創作プロジェクト「focus」としても活動中。


佐々木隼人 Sasaki Hayato

1989年生まれ。獨協大学在学中にジャグリングを始め「かけあわせること」をテーマに、ジャグリング、ダンス、演劇などを取り入れた舞台の創作活動を行う。
2014年より、日の出町団地スタジオの企画に参加し、「モノ」と「からだ」への関心を高めていく。2015年に、AAPAの作品「短い旅行記」に出演。




ノート: 8月スタジオショーイング(2014)


今回の8月のスタジオショーイングは、メンバーのみんなでつくっているので、
明日・明後日のリハーサルで全体をつなげていく中でかわっていくかもしれませんが、
私が自分の作品で考えてきたことを少し書いてみたいと思います。


今回、私は「たつこと/たてること」からつくってみました。
大学でコンテンポラリーダンスに出会ったとき、
『人は常に地球に向かって重力をうけて引っ張られていて、
でも倒れないようにバランスをとりながら、
常にfall(落ちる)& recovery(戻る)をしながら立っているんだよ』
と聞いたときから、人が立つという中にあるエネルギーに惹かれるようになりました。

『立つ』、『揺れる』というのはいつも私のなかでキーワードになっています。
今回はそこに『建てる』ということを加えて考えてみることにしました。

ジャグラー佑理くんがボールを積み重ねたり、並べたり、
からだに乗っけたりするのをみながら、
人が「立つこと」と「建てる」ことについて、
この機会に思いめぐらしてみようと思いました。

そこで佑理くんにボールをいろんな形で建てるということをしてもらい、
上本さんと荒尾さんにも一緒に舞台上にでてもらい、
「どうして立つの?どうして建てるの?そこにあるのはどうするの?」と
佑理くんにむかって言いながら、自由に関わってもらうという課題で即興をしてもらいました。

そこで私が見たこと、みんなが感じたこと、見つけたことをシェアしてもらいました。

シチュエーションによって「たつ/たてる」という言葉が、
「立/建/絶/発」などいろんな意味になること。
地面にたてることと、人のからだの上にたっていることの感覚の違い。
小さなものをたてることと大きなものをたてることの違い。
みんなでたてること、一人でたてること。
たてたものを壊されるのは嫌だけど、自分で壊すときには爽快さがある。
立ちたいという欲求と、建てたいという欲求の感覚の違い、
などなど、いろんな感覚やイメージをだしてもらいました。

そんなことから、今回の作品は生まれていきました。

今回私の作品に出演しているのは1人だけれど、
他の2人が最初にだしてくれたアイディアも入っていて、
自分だけでつくっていないという感覚があります。


今回の創作でも使っているジャグリングのボール↑

いろんな種類があるようですが、今回使っているのはお手玉みたいに柔らかいボールです。
ジャグラーと初めて創作で関わることになったのは
2013年のAAPA公演『見えなくなるだけで消えない』。

それからいろんなジャグラーをみてきて、
自分もちょこちょこ道具を触らせてもらったり、教わったりするなかで、
愛着のわいたこの柔らかボールたち。
なんだか可愛いやつです。
 
++++

メンバーそれぞれが個々の興味と考え方をもって、取り組んでいます。
今回の『ワークシェア』のショーイングで、何がたちあがるかはまだわからないですが、
ここで生まれてくるものを、良く見つめながら、自分だけのあたまにとどまらない、
何かを見つけたいと思います。


「ワークシェア」と8月スタジオショーイングについて

昨年からスタジオでは「ワークシェア」という名前で、
演劇、ダンス、ジャグリングというジャンルを越えて、
おたがいのワークをシェアする企画を定期的に行ってきました。

グループをつくる場合、「創作」という目的で集まることが普通だったので、
創作を目的におかず、定期的に同じメンバーで集まり、
お互いのワークショップをうけて、感じたことや気づいたことを
フィードバックをするというのはとても新鮮でした。

違う考え方や、違うアプローチにふれることで、
普段気付かない自分のボーダーに気づけたり、
気づけたことで、その向こう側にいくチャンスをもらえたり、
新しい経験がたくさんできました。

ワークシェアをしていて私が感じたのは、
何をしても、何がおこっても大丈夫なんだという安心感と、
まずやってみよう、伝えてみようという場があることの貴重さでした。
その軽快さというか風通しのよさを感じていました。


今回のショーイングにむけてリハーサルがはじまってからの数回は、
それぞれが今回やってみたいことを、自由にだしあいました。
作品の作り方も問いかけ方もさまざまです。

役者の荒尾日奈子さんからは『守る』というテーマのもとに、
いろんな問いかけがあり、考え込まずに、出てきたものを、どんどん出して、
短くても長くてもかまわないから「始まりと終わりのある」ものをつくる。
どんどんだして、そこから光ったものを取り出していくような作り方。

こうして瞬発てきでてきたイメージやアイディアが
私の中で印象に残って、自分の作品のイメージにもなったりもしています。

ジャグラーの山村佑理くんからは、この部屋にあるもの何をつかってもいいから、
それぞれ何かつくって発表するという課題に、みんなで取り組みました。
その場で出てきたものや、感覚を大事にして、
流れるままにすすむ彼のワークは、大きな川のよう。
そのなかで、自由に泳いで遊ぶ。
それぞれからでてくるアイディアや発想にのりながら、
はっとする瞬間が生まれたりしました。

「創作をする」ということに、最初は身構えてしまう自分がいました。
私は今回みんなでクリエーションをしようとなったとき、
今何かはっきりと強くこれをつくりたいというものがないから、
やるならパフォーマーとしてみんなの作品にでる形にしたいと、最初に話しました。

でも、みんなと話をしているうちに、
自分のなかにある曖昧な、でも気になることを、
とりあえずみんなの前にひろげて、
はじめてみるということでいいのかなという気がしてきました。
この「ワークシェア」はそれが許されている場なんだと感じました。

そうして自分の問いかけを他のメンバーにシェアしながら、
最終的に私は山村佑理くんのソロを創ることになりました。

そもそも感覚とか感触とかって、あいまいなよくわからないもの。
それを捨てずに、人と一緒に考えたり、とりくんだりすること。
そうすることで、整理できたり、
新しいものがみえたり。
そうすることでゆるやかに影響しあっていく。

自分が感覚していること、
人が感覚していること、
ジャンルやカテゴリーにこだわらず、
個々が感じていることを伝えたり、受け取ったり、
考えたり、話したり、そういうことがしていけたらいいなと思います。

ショーイングに見に来てくださる方とも、
そんなふうにつながっていけたらいいなと思います。

ショーイングは今週末。
今日は上本さん・荒尾さんがリハーサル中です。


今回のショーイングの案内文で上本さんが言葉にしてくれたように、
『これまでの実践を通じて、目に見える/見えない形で影響しあったことを、
紹介する機会になればと思います。 』

どなたでもお気軽におこしくださいませ。
8月のショーイング情報は下記リンクよりご覧ください。↓
http://minori.aapa.jp/2014/07/8.html





リハーサルでの出来事:「これ」とか「それ」とか。

8月に入りスタジオではショーイングにむけてのリハーサルがすすんでいます。
今日はそんなリハーサルの中で最近感じたことを書きたいと思います。

++++

今回のショーイングにむけて私は
ジャグラーの山村佑理くんのソロをつくっています。

リハーサルのときに、彼が偶然やったことを見ていいなと思い、
動きに取り入れることにしました。

私にとって彼がその動きでやっていたことは
「ボールの感触を感じる」ということで、
私はその動きを「ボールの感触を感じる」という名前をつけて
呼ぶようになりました。

そしたら次にやったときに何か別のものになってしまった。
何度かやりとりしているうちに、
彼が何か「違う言葉を見つけなきゃいけない気がする」といいました。
そこで「感触を感じる」と名前をつけてしまったことが
何か原因になっているんだと気づきました。

なので、私がいいなと思った彼の動きを、
私自身がでやってみせて「これだ」といって、
彼にまたやってもらって「それだ」っていう。
そうやって、共有していくことの大切さを感じました。

私にとってその動きは「感触を感じる」という言葉になったけれど、
彼のなかでは「別の言葉」になるということなんだなと思った。

人と分かりあうために、すぐに動きや振りにも名前をつけてしまうけれど、
「これ」とか「それ」とか、そういう名前や言葉に置き換えない、
そのままの感覚をそのままに共有することがまず大事なんだと感じた出来事でした。
それがダンスやからだの表現の大切な部分だなと感じました。

8月スタジオショーイングのお知らせ(2014)


昨年からスタジオでは「ワークシェア」という 名前で、
演劇、ダンス、ジャグリングというジャンルを越えて、
おたがいのワークをシェアする企画を定期的に行ってきました。

8 月のスタジオショーイングでは、
この「ワークシェア」に参加してきたメンバーの有志が、
それぞれ 小作品を創作し、各メンバーが出演するパフォーマンスを行います。
これまでの実践を通じて、目に見える/見えない形で影響しあったことを、
紹介する機会に なればと思います。
ぜひお気軽にお越しくださいませ。

+++++++ 

8月のスタジオショーイング

作・出演:  荒尾日南子 /上本竜平/ 永井美里 / 山村佑理 

[日時] 8/16(土) 18時/20時 17(日)16時/18時
(開場は開演の 15 分前)
 

[参加費] 1ドリンク付き 前売り1500円 当日1800円(定員20名)
※要予約、定員を超えた場合は立ち見になります。
 

[会場] 日の出町団地スタジオ(北千住駅東口 徒歩5分)
(アクセス→
http://minori.aapa.jp/p/blog-page_6025.html)


【ご予約・お問い合わせ】
[電話 ] 070 -6457 -6147  [E -mail] minori0627@hotmail.com(永井)
 
ご予約の際は、ご来場日時とお名前、人数をご連絡ください。


☆出演者プロフィール☆


 荒尾日南子(Arao Hinako)
 アメリカテンプル大学の演劇科を卒業後、ピッグアイロンシアターカンパニーのアソシエートアーティストとして創作活動をし、多くの作品に出演。フィラデルフィアを中心に俳優、演出家として活動。またロンドンのLISPAでも演劇創作を学ぶ。
日本ではオフィスタクト所属。







上本竜平(Uemoto Ryuhei)
2004年にAAPAを立ち上げ、主に劇場外で舞台活動を行う。2007年より各地のアートフェスティバル等に参加、多分野のパフォーマーと作品を創作。
2011年にJCDN「踊りに行くぜ!!セカンド」に参加し、演出作品を国内4都市で上演。






永井美里(Nagai Minori)
幼 少よりバレエをはじめ、2003年に英国ミドルセックス大学ダンス学部に入学し、コンテンポラリーダンスを学ぶ。大学卒業後に帰国し、2007年より AAPAの創作にダンサーとして参加。からだ本来がもつ構造や法則を利用し、自然な流れの中に生まれるダンスを探求しています。






 

山村佑理(Yamamura Yuri) 
1992年生まれ。10歳よりジャグリングを始める。ソロでのパフォーマンス活動を軸に、ジャグリングや曲芸の在り方を考える。
2011年〜目黒陽介が主宰するジャグリング&音楽集団「ながめくらしつ」に参加し、『起きないカラダ 眠らないアタマ』『100年サーカス』ほか舞台作品やライブ等に出演。 
きたる9月よりフランスのサーカス学校へ留学を予定。






++++

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2014/8/9 リハーサルでの出来事:「これ」とか「それ」とか。
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