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武術のレッスン:クラスレポート

今週の日曜日(7/17)は田代順先生による武術レッスンです。

レッスンでは、武術の身体技法を通じて、
体の強い部分や弱い部分などの特性を知ったり、
型を通じて力のかける方向や、意識の置き方を訓練することで、
いわゆる筋肉の強い/弱いではない、力の伝え方/使い方を学べます。

今日は武術のレッスンでの体験を私の視点から少しご紹介します。


武術のレッスンでは指先や末端の感覚の大切さというのを、繰り返し教わっています。

武術は「相手に触れた場所(接点) を通じて、
自分の情報を相手にいれこみ、相手の動きを無化する」ことだと田代さんはいいます。
 
とても繊細な私達の指や皮膚の感覚器官は『触れる』ことで、
無意識にいろんな変化を生み出している。
「武術では、型を通じて末端のセンサーを鍛える」とも言われていました。

武術のレッスンは基本的には、「型稽古」です。
田代さんは武術がはじめての参加者に対して、
まずは型を「ゆっくり、丁寧に」と強調します。
ゆっくり動くことで、自身のからだを認識しながら、繰り返していきます。



武術とダンスは目的が違うとしても、
からだを伝わる「流れ」を扱っているという点で、
共通しているように感じます。
武術はその「流れ」を利用して、他者を崩し「場」を制する。
ダンスではその「流れ」を利用して、 他者と「場」を共有する。

武術のレッスンには、このからだを伝わる「流れ」=「動きの波」をどうつくって、
どう相手に、もしくは自分のからだに伝えるのか、
それをどう扱うのか、ダンスにも通じる知恵がたくさんつまっていると感じます。

レッスンには年齢も性別も関係なく、どなたでもご参加いただけます!
ご興味のある方はぜひおこしください。

レッスン情報は下記のリンクをご覧ください。↓
http://minori.aapa.jp/2016/01/2.html