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7月のスタジオショーイング:作品紹介

来週7月14日(金)~16日(日)のスタジオショーイングで作品を上演する、
永井美里と加賀爪智子より各作品についてご紹介です。

■永井美里作品「すむ」


 今回の作品は、「KINOTAKE」というボディ・ペインティングのアーティストの個展で見た作品がきっかけになっています。そこでみた作品では、個別の色がからだの上で、にごりあうのでもなく、輪郭がゆるやかにとけいあい、皮膚となじんで、まるで地表や宇宙のようにひろがっていて、とても美しいと思いました。


日の出町団地スタジオで実際にキノタケに自分のからだに描いてもらい、その様子を撮影して鈴木ヨシアキさん編集いただきました。今回のショーイングではこちらの映像作品もあわせて上演します。

作品タイトルの「すむ」という日本語は、「澄」「住」「棲」「済」などありますが、語源は同じものだということが書かれてある本を読み、気になっていた言葉でした。

異なる「個人」ととなりあうこの世界で、
どうしたらあの絵のような広がりを描いていけるのだろう。

「からだ」というわたしのすみか。
からだにすむということから、踊ります。(永井美里)


■加賀爪智子作品「真夏の夜のむかしむかし...」


この作品はダンス学校時代、苦しかった時に作った作品を、今の立場から作り直したものです。どこかに「属し」たい、「属す」為に何者かになろうとするけれど、なかなかうまくいかない。そんな時に作りました。
とても個人的な想いから生まれた作品ですが、見終わった後に少し温かい気持ちになってもらえたらいいな、と思います。(加賀爪智子)

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各作品は20分ほどを予定しています。
途中休憩(10分)をはさんで2作品の上演になります。
ご都合あいましたらぜひ足を運んでいただければ幸いです。

7月のスタジオショーイング詳細は下記リンクをご覧ください↓
●詳細:https://note.mu/aapa/n/n2445f8b25ee3