今日、初めてスタジオのクラスにきてくれたのは、中学3年生の女の子。
私が月1でコンテンポラリーダンスのクラスを担当しているバレエスクール、
ballet du cielの生徒さんでした。
コンテンポラリーダンスはほぼ未経験という彼女は
この夏イングリッシュ・ナショナル・バレエのサマースクールに行くので、
その前に少し経験したいということで、クラスを受けに来てくれました。
ここ数年、バレエを学ぶ子どもたちにも
「コンテンポラリーダンスの経験は必須!」
と考えるバレエの先生方も増えているようです。
なのでバレエを学ぶ生徒たちに、
コンテンポラリーダンスをどう伝えていくのか、
どんなことを教えていくのか、考えることがあります。
今回はサマースクールの前にということだったので、
イングリッシュ・ナショナル・バレエでは、
どんなコンテンポラリーのクラスがあるのだろう、
とwebサイトを見てみました。
正確な内容は載っていませんでしたが、Graham(グラハム)テクニックと
Cunningham(カンニンガム)テクニックがメインのようでした。
私自身は大学のときに2つとも学んだテクニックだったので、
そこへのつながりも意識して、
呼吸のワークと背骨のワークを中心に行いながら、
それぞれのテクニックとの関係にも触れて進めていきました。
大学を卒業してから、グラハムテクニックや
カンニンガムテクニックといったスタイルを直接使うことはなくても、
それぞれのスタイルを実技と背景的な知識も踏まえて大学で学べたことは
とても貴重な経験だったなと思いますし、
こうして出会う子どもたちの学びのヒントになれることが嬉しいです。
写真は大学生のときの懐かしい一枚。
日々、子ども・中高生・大学生・大人まで様々な年齢の方、
そして様々な目的を持った方のクラスを担当するなかで、
どんなダンスをするにしても土台になる
「自分のからだを感じること」の大事さを実感しています。
からだの感覚と可能性をひろげていけるようなクラスづくりを目指して、
見つめ直していきたいと思います。