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クラス紹介:「コンテンポラリーダンス応用」

AAPAの上本・永井で行っている、
コンテンポラリーダンス応用」クラスの内容をご紹介。

7月頭の三重公演から戻ってからは、
からだを「動かす/動かされる」ことにフォーカスして、
ワークを重ねています。


まずは相手のからだに直接ふれながら、
からだを確かめるように相手を動かしていく。


動かされる人は、まず人形のように、力をぬいて、何もせず、
動かされている自分のからだを観察します。

そうすることで、自分ではふだん動かさない部分に気づいたり、
新鮮に感じる動きが見つかったりしていきます。


脱力状態の動かされる人も、少しずつ自分のからだの体勢を変えていってみます。


からだの体勢が変わると、からだの動く部分や、動きの伝わり方も変化していきます。


こんな形で、2人で一緒に、からだってどんなふうに動くんだ?
と遊んでいくような感覚です。

そしてだんだんと、動かす人はパートナーから離れていき、
動かされていた人が自分で動いていきます。



このような流れで行う、2人組での「動かす/動かされる」ワークを
7月から日ごとに視点やテーマを少しずつ変えて、積み重ねてきました。

からだを「ひらく」をテーマに、からだ全体の方向性を考えたり、


棒を使うことで生まれてくる動きから、発展させるワークを重ねたり。



人に動かされながら、新しい動きの発見や可能性を見つけていくことには
嬉しさがあり、とても楽しい時間になります。

そして、いままで動いていなかった部分が動いていくので、
からだは結果的にゆるんでいき、広がっていきます。

その反面、人に動かされて動くことはできても、
自分ひとりで動こうとすると、最初は違和感があって、
どうからだを動かせばいいのかまだ迷ってしまう、
という声もありました。

それでも、継続的にワークを重ねていくと、
だんだんと、からだの反応や様子に変化が感じられるように
なっていきます。


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スタジオでは、「からだが固いのですが大丈夫ですか」と
気にされる方と、たびたび出会います。

でもそれは、「思い込み」もあるんじゃないかな、と思います。

本当はこう動くべき、とか
自分はここが固いから動かない、とか。

動かない、と思っていても、実際は、
動いているのかもしれない。

からだ固いかどうか、というのは気にしないで
大丈夫だと思います。

パートナーに動かしてもらったり、道具を使うことを通じて、
自分のからだが「動いていく」のを楽しんでいけば、
自然と、自分が知らなかった「自分のからだの可能性」に
出会っていけると思います。


8月からは、新たに土日にも、
コンテンポラリーダンス基礎+応用」が
定期クラスとして始まりました。

今回、ご紹介した内容も引き続き行っていきます。

興味を持っていただけたら、はじめて、という方も
ぜひ気軽にお越しください。お待ちしています。