先週土曜日に開催した特別ワークショップ、
「コンタクト・インプロビゼーション~柔らかさ~」。
今回の参加者の多くはコンタクト・インプロの経験があまりない方でしたが、
みなさん、それぞれが積極的に探求してくださいました。
最後のフィードバックの時間で参加者の方が話してくれたことを、
少しご紹介させていただきます。
「パートナーが変わると、人によって全然ちがう。
違う言語を話している人となんとか会話しようとしていく感じがした。
最初はぎこちないけど、通じるようになっていく感じが面白い。」
「相手に身体を預けて預けられて、ひとつになっていく感じ。
自分の身体ってこんなところまでこんな風にも動けるのかと発見。」
「相手と自分の身体がほぐれて柔らかくなると、呼吸も合ってきた。」
「『ゆだねる』『支える』にもいろんな形があって、
ゆだねることが支えることなる瞬間があったり、
自分の考え方やイメージがひろがった。」
こうして1人1人の発見を聞くことで、
自分とは違う視点に気づいたりします。
ご参加いただいた皆様ありがとうございました!
写真をとるのを忘れてしまいましたが、
ワークショップの様子をまとめてみます。
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まず最初におこなったのは「手から重さ・柔らかさ」を感じるワーク。
一人二組になって、1人は床で寝て、自分のパートナーに身をゆだねる。
もう一人はパートナーの手をとり、その重さを感じるところから、
ゆっくり動かしたり、揺らしたり、
優しく引っ張ったり、押したり、いろんな動きをみつけながら、
手や腕のやわらかさを感じていきました。
最初は相手にゆだねることが難しく、ぎこちない感じがあっても、
すこしづつ、柔らかく、手からからだへも動きが伝わるのが見えました。
役割を交代した後は、今度は立った状態で、
1人が相手の手にゆだねて、動きについていくワークをしました。
片手にしたり、両手にしたり。
一言で「手」といっても、動いている間に自然と
手の平や手の甲や、指や手首や、いろんな場所で、
相手の手を支えていたり、ゆだねていたりして、
しだいに各組それぞれのダンスが展開していきました。
上本さんの言葉のリードにそって
背中やからだのいろいろな場所で相手を支える、
ゆだねる、ということへと発展していきました
一度終わりをみつけ、
新しいパートナーとペアになり、
今度は手からではなく、
肩や背中など、からだの違う場所で、
相手にゆだねる・支えるということに挑戦しました。
どのくらい相手にゆだねていいのか、
支える側はつぶされずにどう相手を支えられるのか、
各自が試行錯誤をしながら、
発見をつみかさねていったように思います。
何度かパートナーを入れ替わり、
いろいろな人と踊ることができたのも
発見につながったようでした。
最後は一組ずつ外から見る時間もとり、ワークショップは終了。
「ふぅー」とまるでお風呂からでてきたあとのような息がもれました。(笑)
ワークショップのあとは、今回クリエーションクラスに参加していた
澁谷さんと木村さん2人よる15分間のショーイング。
今回は途中でお客さんにも座っている場所を移動してもらって、
いろんな場所からみてもらうようにしました。
観終わった後、みなさんからいろいろな感想がありました。
「いろんな2人の関係や動きがみれて面白かった。」
「男性2人が踊るのはとてもダイナミックだった。」
「家でテレビをみているみたいな気分だった。」
「からだをみたり、影をみたり、空間がみえたり、
角度が変わるといろんな見え方があっておもしろかった。」
などなど。
素敵なパフォーマンスをしてくれた澁谷さん・木村さん、
ありがとうございました!
特別ワークショップは今週日曜日も開催しています。
まだ予約受付中ですので、興味のある方はぜひ。
詳細は下記リンクよりご覧くださいませ↓
http://minori.aapa.jp/2014/11/blog-post.html