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6月スタジオショーイング『ダンスで描く』レポート

先週末に行われた小山衣美クリエーション作品『ダンスで描く』スタジオショーイング。
約2カ月、出演者と小山さんとゼロからつくりあげた3つのソロ作品が上演されました。

それぞれのダンス/からだから浮かんでくるものをみんなで見て、
様々なひとが出会って言葉を交わす、とても素敵な時間でした。
今日は6月22日(日)の様子を写真と一緒にレポートします。

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開演前に来場されたお客さんと言葉をかわす関川さん。 


スッと静かになると、目の前の白い壁はキャンバスのよう。 


関川さんと塙さんが壁にそれぞれ何かを描きます。


2人がいなくなったキャンバスを見つめながら、ゆっくりと動き出す絹川さん。


ピンとのびた手や足で、壁から離れて空間に描いているようです。


渦のように流れつづける。からだから水しぶきがあがっているよう。


まわって、跳ねて、小さな空間でダンサーのねつが伝わってきます。


パタリとたおれ、静かな時間。呼吸が伝わる。


やわらかく、いろんな曲線を描きながら、立ち上がってきた絹川さん。
絹川さんの背中を受け止める関川さん。


壁に置かれた手が印象的なはじまり。あとから聞いたら、これは空の『水色』とのこと。


ふわふわとやわらかな色、かたい色、激しい色。

 

シンプルな動き、リズミカルな動き。関川さんのからだで空間が立体的に浮かびます。


最後に走りだす関川さん。激しい動きも固い動きもあるけれど、
不思議と彼女からは晴れやかで広い世界がひろがっていきます。


 関川さんが電気を消すと、暗い中を塙さんが手で顔をおおって静かに歩いてくる。
服と髪でおおわれた中から足だけが見える。


 髪の毛がまるで筆のよう。 彼女のもつ内的な引力で空気が変わります。


はじめて顔がみえたとき、その目と表情が印象的でした。思い空気が少し軽くなるような。


何かを探して、集めて、放して、、、
壁にうつる影がもう一人の女の子に見えました。

塙さんのソロがおわると、波の音とともに3人が舞台の上にもどってきて、
何かを描いているような小さなシーンがあり、終演となりました。

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終わった後はお客さんと出演者とミニパーティー。
作品や創作について話したり、はじめましてと自己紹介をしたり。
にぎやかで和やかな会になりました。


終わった後に振付の小山衣美さんと出演者3人で記念撮影!

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今回アンケートには『三者三様で』という言葉がたくさんでてきました。

それぞれのダンスを『なめらかな絵筆』『きりっとしたシャープペンシ』
『たっぷり墨汁の書道の筆』と描く素材に例えて表現する方、

『すがすがしい』『リズミカル/ポップ』『狂気的』など印象を言葉にしてくれる方 、

 『一人ひとりの演者がひとつしかないからだ、
1つしかない個性を存分にいかして表現しているのが心地よかった。
生身の肉体ならではの迫力ある表現』

などなど観てくださった方も素敵な言葉をたくさん残しくださりました。

振付・演出をまとめあげた小山衣美さん、出演者の皆様、
会場までお越しくださった皆様、ありがとうございました。

スタジオのことを『団地という日常生活の空間にぽっかりと開いた穴のような場所。』といってくださった方がいました。『街中のスタジオとは違う役割があると思う。』という言葉を大事に、
ここでできることをこれからも考えていきたいと思いました。