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再会&街での暮らし

先週は数年ぶりにクラスに来てくれた方が続き、
「安定期にはいったので」と、お休みしていた方が再度いらしてくださったり、
とても温かい気持ちになりまた。

ダンスをもう一度始めようとする人、
これから新しい環境に向けて旅立とうとする人、
たくさんの前向きなエネルギーをもらって、私も元気がでてきます。
私は私のできることを、しっかりと続けていきたいと思います。

スタジオをもって嬉しいなと思うことは、こうしてまた会える場があるということ。
自分もあちこちで活動していたときは、
「また会おうね。」といっても会えないことのほうが多いし、
どうしてもその場その場でのつながりになってしまうことのほうが多かった。
でも、今は「ここにいるよ。」といえるし、それは嬉しいことだなと思う。

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団地の駐輪場の周りにある花壇はきちんとお花が手入れされていて、色鮮やかに咲いています。
どなたがお世話してくれているのかは分からないのですが、素敵だなぁと思います。
こうやって自分の住むまわりをきれいにしようと思えること、それを実践できることって本当はとても大切なことだろうなと思います。私にとても欠けているなと最近感じる部分、、、。


今AAPAはまちづクリエイティブと関わりながら、松戸のParadaise Studioに滞在させてもらっていますが、何度かスタッフの方々と話をしたり、イベントで街の方にお会いする中で、「街」に「住む」ということを考えるようになりました。

松戸での滞在の様子はAAPAの上本さんがレポートを書いていて、
MAD Cityのウェブサイトに随時更新されています。
街に昔からすんでいる地域住民の方に対して、
新しく建てられている高層マンションに引っ越してきて、
都内に通勤してほとんど街にいない人たちのことを「新住民」という言葉がでてきます。

4月の中ごろ、滞在先から近い神社で街の人達とお花見をしていると伺い、
都内でのパフォーマンスを終えてからすこしのぞいていみることにしました。

予想以上に多くの人が集まっていて、ちょっとしたカラオケ大会にもなったり、
とてもにぎやかでした。このときの様子も詳しくは近日中に上本さんのレポートが
MAD Cityのサイトに載ると思います。

その神社からの帰り道、もう一度駅前にいくと、
野外宴会パーティーと駅前の景色のギャップがすごすぎて、
なんだか途方にくれたような気持ちになりました。
あとからこの時のことを思い出した時、平成狸合戦ぽんぽこの最後のシーンみたい、
というと上本さんに笑われましたが、そんなイメージがうかぶ光景でした。
どこの街にもある看板、ビル、駅前風景の中に、すべてが吸い込まれてしまうような。

地域住民のかたが新住民のことを、彼らはここで暮らしてはいない、ごみを捨てていくだけだと、
さらりとそういっていたのが胸にささりました。
それは言い過ぎだ、、、という気持ちもあるけれど、
そんなつもりはなかったけれど、ある人からみれば、
私もある意味、どの街にいってもそうしてきたのだろうという気もします。

自分の場所だと大切に思える場所が、どんどんせまくなってしまっていたのかもしれない。
意識を変えることは大変だけれど、でも何か変えていかなくてはいけないなと思います。

松戸に滞在をはじめて約3か月になりました。
来週月曜日にMAD Cityの企画でAAPAがトークイベントに参加します。
テーマは「参加するパフォーミング・アーツ」。
北千住のスタジオでの活動や松戸での滞在を通じて感じていること、
今考えていることなどをお話する機会になればと思います。
お近くにお住まいの方はぜひお気軽にお立ち寄りくださいませ。
イベント詳細は下記リンクよりご確認くださいませ。

MAD City大学教養学部「参加するパフォーミングアーツ」