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インプロビゼーション(即興)

先週はパソコンでの作業を極力すくなくしてすごしていました。
今日はひさしぶりにブログを書こうと、パソコンに向かっています。

今月にはいって、クラスにきてくれている方が他の方を連れてきてくれたり、
紹介してくれたりということが続いていて、とても嬉しいです。

最近続けて通ってくださる方と昨日のインプロビゼーションのクラスのあとにお話していました。
リリースのクラスをうけていた方ですが、先週はじめてインプロクラスをうけてくれて、
こんなにからだって動くんだーとびっくりした様子でした。
最初は頭で考えてしまって戸惑ったみたいですが、いろんな課題やイメージが加わるなかで没頭していって、気づいたらからだが動いていた、という話をしてくれてよかったなと思いました。

インプロビゼーション(即興)でのダンスというと
難しいことのように感じるかもしれないし、
アーティスティックに聞こえるかもしれないけれど、
そんなことはなくて、自分の身体感覚を澄まして、
自分のからだの中を探検していく、私にとってはそんな気分です。
からだの中を感じたり、イメージしたり、そのからだの反応を観察したり、実験したり。

決まった形に自分のからだをはめこむのではなく、
自分の通ったあとに形がつくられていく。
以前、インプロはプロセス(過程)だという言葉を読んだことを思い出しました。

そんな自分のからだの発見をまずは楽しんでもらいたい、と思っていたので
気がついたらからだが動いていたという言葉は、とても嬉しく思いました。

自分のからだを感じられるようになること。
自分のからだが感じていることをそのまま受けとれるようになること。

そうしてからだも気持ちもオープンになると、
インプロビゼーションの楽しさをあじわってもらえるのかなと思います。

最近はジムやヨガに通ったり、からだを動かすことに意識をもっている人は増えているのかなと感じます。そんななかで、自分で創っていけるというのは、ほかにはないダンスの魅力なのかなと思います。

今、今月末のショーイングにむけて創作をしていますが、
その作品も即興を繰り返しながら、つくっています。

以前は即興でつくろうとしても、何をしたか忘れてしまったり、
即興でやっても積み重ならない、、、と思ったりしたときもあったけれど、
それは少し変わってきました。

きちんとイメージとからだがつながったことは覚えておけるし、
身体的なタスクであっても、
イメージのテーマであっても、
ここをほりさげてみようと入り口がはっきりできていれば、
あとから思い返す手がかりになるし、積み重ねていける。

今回はそんなふうにつくってみています。
自分のなかでぼんやりしていたことが、少しずつはっきりとしてきて、
さっきも思い出した、「インプロはプロセスだ」という言葉がまたうかんできました。