今週末のスタジオ・ショーイングにむけて、クラスの合間に稽古をしています。
この前の日曜日の夜に、出演者4名でリハーサルをしました。
今回のショーイングでは『見る』というテーマからはじめました。
『見る』
自分を見る。
人を見る。
いつもより、もっと深く。
その人のからだに自分がはいっていくように。
からだを通じて、人を見る。
この1ヶ月ほど、お互いのワークをうけあったり、
アイディアを交換しあったりしながら、創作を進めてきました。
今回、スタジオでクラスをしている私と小山衣美ちゃんが、それぞれソロを踊ります。私は小山衣美ちゃんのダンスがすごく好きです。とても人間味があります。可愛らしかったり、切なかったり、滑稽だったり、人であることを大事にしているダンスだなと思います。たくさんの人に彼女のダンスをみてほしいなと思うダンサーです。
衣美ちゃんとはじめてあったのは、ニブロールの矢内原美邦さんのソロ作品をつくるクリエーション・ワークショップでした。横浜の日の出町近くにあるホワイトスタジオで、それぞれのソロをつくり、ショーイングをしました。今書いていて気づいたけれど、あそこも日の出町。今回のスタジオも日の出町です(笑)不思議な縁です。
日曜日にお互いのソロを見たとき、当時のことをふと思い出しました。私はあのときにはじめて自分のソロ作品に挑戦しました。あのときはまだ無自覚だったけど、自分の創作の根本は、あのときから変わっていないんだなと思う。
私の創作は頭で考えるというより身体が先行していく。なんとなく自分のなかで動き続けてしまう身体的なテーマで動き続ける。それはたとえば『背骨』だったり、『頭の重さ』だったり。そうして動き続けていく中で、頭に浮かんだことを取り出していく。
今回のソロでは自分のからだの中に流れているものと、周りで流れる音の間でゆれながら、
流れやその重さにからだをまかせていく、ということをしています。
いろんな戸惑いとか、失敗することへの恐れとか、形作ることから自由になって、
ただそこに始まっているからだの流れに飛び込んでいくと、
そこには思いがけない道があって、思いがけない場所にからだが運ばれていく。
終わりだと思わず、どこかにつながると信じて、止めてしまわない。
そうしていくうちにエネルギーが生まれていく。
今回のソロダンスでは、そのことにどこまでシンプルに向きあえるかに、挑戦しています。
ショーイングは今週末ですが、もしお時間ありましたら見に来てもらえたらうれしいです。
3連休ということで、都合のつかない人が多いようで、まだ席に余裕があります。
もし土日の夜あいている人がいたら、どうぞよろしくお願いします。
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☆9月スタジオ・ショーイング
[日時] 9/21日(土) 、22日(日) 18:00~ / 20:00~
*会場オープンと受付の開始は、上記時間の15分前より行います。
[会場] 北千住スタジオ(東京都足立区日の出町27 日の出町団地1号棟103号室)
北千住駅からスタジオまでの地図はこちら↓
http://minori.aapa.jp/p/blog-page_6025.html
[出演] 小山衣美/永井美里/Celine Marks/上本竜平
[参加費] 1000円
お席に限りがありますので、お越しのさいは必ず事前にご連絡ください。
[お問い合わせ]
電話: 070-6457-4761 E-mail: minori0627@hotmail.com (永井)