今日は渋谷から夜歩いて帰ってきて、ひさしぶりにスクランブル交差点のあたりを歩きました。
いろんな音がいきかっていて、心地が悪かったので、思わずイヤホンで耳をふさぐ。最近あまり音楽をききながら歩いていない。なんとなく、斉藤和義さんのアルバム「45 Stones」を選んでいました。斉藤和義さんはあまり知らなかったけれど、少し前にテレビでよく歌っているのを見て、素敵だなーと思っていた時、ツタヤで無料券をもらって、なんとなく借りた。CDを借りるのも久しぶりだった。私は音楽きくのは好きだけど、こうしてなんとなく手にとることのほうが多い。だから好きな歌手は?とか、どんな音楽きく?とかいう質問はなんか苦手で、いつも困ってしまう。
斉藤さんのこのアルバム、最初の曲の「ウサギとカメ」が最初きいたときから好きなんですが、歌詞をきちんとあまりおっていなくて、それが今日はすごく耳にはいってきた。何度も繰り返し聞きながら歩いて帰ってきました。
胸につっかかる言葉たち。
でも希望がないわけでもない。
元気になるような言葉じゃない気もするのに、
なんだか元気になりました。
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「ウサギとカメ」
結局最後はどっちが勝ったんだったけな?
やわらかい胸の中で聞いた「ウサギとカメ」
気がつきゃもう夕暮れ
今日もあっという間で
わっかちゃいるのに
今日も いつかと同じ
移り変わりの激しいこの世の中
目指しているゴールは
誰も知らないまま
息を切らしてボクが辿り着く頃
紙テープはもう切れてる
目にも止まらぬスピードで
誰かが勝手に決めたスピードで
いつか何処かに落とした宝物 探してる
こんなに狭い箱庭で
ほんのちょっと前まで
パソコンもケータイもなかった
でもなんの不自由もなくて
笑っていたんだ
顔のないヒマ人が
今日もチマチマ書き込み
でも気にすることはないさ
どうせ名無しの卑怯者
進化するテクノロジー
上手く乗りこなせない人間
戻れないんじゃなくて 戻りたくないだけ
絡み合う利権
後回しの人権
毒で作るエネルギー
今日も編集されたニュース
見えない恐怖の雨
言いたいことも言えないこの世の中
小さな声は今日も届かないまま
息を切らしてボクが辿り着く頃
札幌に椰子の木
目にも止まらぬスピードで
ヤワなリーダーが決めたスピードで
いつか何処かに落とした宝物探してる
こんなに狭い箱庭で
移り変わりの激しいこの世の中
目指しているゴールは
誰も知らないまま
息を切らしてボクが辿り着く頃
沖縄に白い雪
目にも止まらぬスピードで
金の亡者が決めたスピードで
いつか何処かに落とした宝物
探してる 同じ所
結局どっちが勝ったんだったけな?
やわらかい胸で聞いた「ウサギとカメ」
気がつけばまた紅い夕暮れ
今夜帰ったらアイツに聞かせよう
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新年がはじまり、いろいろなことが動き出しました。発表会の振付、創作、レッスンのプログラムづくり、ワークショップの企画やサポート、、、などなどいろんなことがまわっています。ちょっと勢いにおされそうになりますが、頑張っていきたいと思います!
今年の目標は丁寧に伝えること。今年は振付の機会がたくさんあります。人に振付をすることは、私にとってはとても挑戦だけれど、一人一人をよく見て、丁寧に人と向き合っていきたいと思う。数年前に、ある人にもっと良く見たほうがいいと言われたことが、最近になって身に染みて感じます。
新年からコンテクラスではじめた振付はなかなか好評で、みなさん熱心に練習してくれて嬉しいです。すがすがしい気持ちになる踊りになりました。今年は足の移動も積極的にとりいれて、空間を大きく動く練習をしていきたいと思います。