先週末は今年最後の土曜日クラスをおえて、急いで高崎にコンタクト・インプロのワークショップにいってきました。
最後のクラスなのに、電車の時間がぎりぎりのためクラスの皆様に協力いただき急いで片付けをして、、、と、あわただしくなってしまいました。でも、みなさまの協力ですばやく片付け&お掃除がすみ、無事に新幹線にのることができました。クラスのみなさま本当にありがとうございました。
土曜日クラスは今年最後だったので、最近やっていた振付に少し質感やイメージもプラスして踊っていただきました。土曜日クラスの方はダンスをはじめて、、という方もいましたが、ほんとにみなさん熱心にとりくんでいただけて、私にとってとても一年が充実したクラスになりました。ありがとうございました!
そして新幹線で駅弁をいただき、高崎のワークショップへ。午前中雨でしたが、しだいに晴れ間もみえて、高崎につくころにはすっきりとした青空に。はじめての場所・はじめての人とのワークで少し緊張しながらワークショップがはじまりました。
今回のワークショップでは、重さをかけあうことのコンタクトではなく、指と指でのリーダー&フォロワーのワークをしたり、パートナーに動きの方向性をもらって動くなど、自分のからだをある程度自立させたうえでのコンタクトのワークを中心にしました。あと、前回CINNのワークショップで理枝さんが紹介していた背骨を通じてコミュニケーションをするのにも、挑戦しました。
1回だけのワークショップで伝えられることは限られているけれど、ワークショップ後にみなさんとお食事にいき、いろいろお話することができました。それぞれCIのワークショップにくる理由があるし、その経緯もある。そんな中で、少しでも今日のワークが気づきや前への力になれていたらと思う。
CIのワークショップはこうしてそれぞれの経験をシェアしあうところまでで一つという気がします。ダンスのテクニッククラスを教えるのとはちがくて、各自が’体験したこと’が メインになるので、教えていてもこうして最後にフィードバックをもらうまでわからないことも多い。参加者のフィードバックをもらえてはじめて私自身が気づくことも多く、そういう話をするなかでCIの本質的な部分が感じられることもある。
今回のフィードバックのなかでも、自身の生活の中での人との関係性や距離感の話しや、人への接し方や感じ方、自分自身のからだへの気づき、などなどなかなか話し込めない部分を話せるというのは、とても貴重なことだと思います。
今回よんでくださった植原さんとワークショップに参加してくださったみなさまに感謝!
ほんとうにありがとうございました。
高崎のワークショップをコーディネイトしてくだった植原さんとは、私がはじまて2007年にCINN(旧SPIRAL)の主催するコンタクト・イン
プロ・フェスティバルに参加したときに出会いました。その後私のワークショップにきてくださったり、公演をみにきてくださったりして、以前から前橋にいる
CIの仲間にワークショップをしてもらえたらとお話をいただいていました。なかなか実現できずにいましたが、今回ようやく行くことができてとても良かった
です。
ワークショップの翌日は、一日ゆっくり植原さんが前橋を案内してくださいました。
伊香保温泉の露天風呂にいき、すてきな日本料理屋さんでとても心身あたたまるお食事をいただき、そして毎年いっているという病院でのクラシックの四重奏コンサートにつれていっていただきました。移動中に車から見える前橋の景色もとてもすばらしく、天気もよかったので山々が本当によくみえました。弧をかくように山々がずっと連なっていて、山につつまれた土地という感じがしました。山にもいろんな形があってとても面白かった。
前橋出身の方が、山が見えないと何か落ち着かない、山は何かお母さんのような、寄りかかれるような感じがしているという話しをしていて、素敵だなとおもいました。私はこんなに山を近くに感じてすごしたことはないけれど、こういう景色のなかで育ったら、やっぱり山が自分のなかで大きな景色として刻まれるんだろうと感じました。ふるさとの景色、私にとっては何だろう??と考えたとき、小学生まですんでいた団地のことをおもいました。木々にかこまれた団地でした。でも、ここで育った人にとっての山の存在が私のそれと同じかというと、何かやっぱり違うような気もします。そういうとき、自分の土地とのつながりの希薄感をときどき感じることがあります。自分の中にふるさとがある人と、どこにでも身をおける自由さと、そんなことをときどき考えます。
たくさんの興味深いお話や、面白い本を紹介していただき、あらたなインスピレーションももらって帰宅しました。皆様ほんとうにありがとうございました!