9月も半分がすぎて、ここ数日で涼しくなってきました。
クラスに来た方が「せみの声はきこえなくなりましたね」と
おっしゃっていて、ふと夏の終わりを感じました。
ほんの少しまえまで、スタジオでせみの音がうるさくて、
「いつもより声をはらないと聞こえないですねー」
と笑っていたのが不思議なほどに、最近は静かです。
スタジオは、外の空間とゆるりとつながっていて、
外の空気や音や時間が溶け込んでくるのが心地よい。
1ヶ月ほど前から、リリースのクラスのなかで
「自分の呼吸を感じながら外の音に耳を傾ける」
という時間を取り入れています。
そんな季節の変化も感じながら、
からだを気持ちよく動かしていけたらと思います。
そしてこの数日は、ひさしぶりにスタジオに来てくださる方が
続いていて、とても嬉しいです!
仕事や家族など、それぞれの生活環境が変わる中で、
スタジオに通えなくなったり、
なかなか踊る時間がとれないこともあると思います。
それでも、それぞれの方が「踊りたい」という気持ちを
大切に持ち続けてくれていることを、実感しています。
からだの技術はクラスに継続的に通うことで高まるけれど、
ダンスの良さは、その人が日々積み重ねている
感覚や体験につながっていくところにあると思います。
踊らないブランクがあっても気にせず、
またいつでも踊りを始めてほしいと思っています。