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今週のリリースクラスで感じたこと


今週久しぶりに来てくださった方が使わないスピーカーが家にあるとスタジオに寄付してくださいました!これでパソコンやiPhoneからも直接音楽が流せるので嬉しいです。

この1週間は今まで来てくれた方がお友達を連れてきてくださったり、
紹介してくださったり、ということが続きました。

水曜のリリースクラスに通ってくださっている団地在住の方は、
武術の稽古をしていると話していたのですが、前回はその武術仲間と一緒に来てくれました。
初めて参加してくださった方もとても熱心に一つ一つワークに取り組んでくださり、
からだや動きの新しい感覚やつながりの発見を楽しんでくださっていることが
私にも伝わってきました。

終わった後にお話しすると、最近武術の稽古を一緒にしていて、
彼(クラスを受けている方)のからだが変わってきていているのを感じていたそうです。
それでたずねると、クラスを受けていることをきいて、今日一緒にきてくれたそうです。
「彼のからだが変わったのはこれだったのか―!」
とからだへの効果を感じてくれたようです。

クラスを受けた人のからだが変わって、
それを他の人が認めてくれたことは、
私にとってとても嬉しい経験でした。

クラス後にコンテンポラリーダンスのことや、
リリースのことなども興味をもって質問してくださりました。

リリースのテクニックで大事にしたいことは
シンプルな動きを繰り返すことでからだの原理・原則を伝えること。
そうすることで、それが自分のからだを自由に遊ぶ道具になること。
そこからダンスが生み出せること。

質問に答えながら、自分が大切にしたいことを再認識させてもらいました。

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もう一つこの1週間であらためて感じたことがありました。
同じことを教えるのでも、受ける人によって伝え方をきちんと選ぶ必要があること。

いろいろな方にクラスを受けていただくと、
同じエクササイズを教えていても、伝わり方は様々だということに気づきます。
特にリリースのクラスは基本的な流れは変わらないのですが、
はじめて受けていただいた方の感想として
「難しい」という感想を持つ人と、
「気持ち良い」という感想を持つ人がいます。
どうしてだろう、、、と感じていました。

一つ一つのワークをどれだけ説明的にするか、感覚的にするか、
どのエクササイズを紹介するか、
いろんなことが関係しているんだと思うけれど、
はじめて受けた方が 「難しい」ではなく「気持ち良い」から始められるようにしたい、
そのためにはどうしたらいいかなと考えていました。

今週の水曜のクラスと金曜のクラスには初めての方が参加してくれました。
説明の仕方や、テンポなど 来た人によって私も何が良いか感じて、
返していけるよう心掛けてみました。

水曜はより身体的なアプローチに、金曜はよりイメージを多様したクラスになりました。
それでもリリースの大事なところは同じように伝わったように感じました。

大切なのはきちんと目の前のからだに自分の声が届いているのか、
相手の反応に対して私はきちんと返答しているのか、ということなんだなと感じました。
人と踊るときと同じ。

はじめて体験するときに何を伝えられるかはとても大切。
忘れないようにしたいです。