最近、朝のスタジオレンタルで鍵をあけにいったあとに、図書館にいっています。
いろいろ気になっていたことや、今度の創作にむけて本を読んでいます。
私のクラスを受けたり、見たりしたかたから、武術や武道とのつながりを指摘されることがあります。そんなふうにいわれるようになって、武術や武道の本を参考に調べてみたこともあるのですが、とても通じるものがあるなと思いました。実際に本で紹介されている型や原則が私が学んできたダンスのエクササイズにとりいられていたり、私自身クラスでやっていたりするものもありました。
最近やっているダンスクラスのプログラムのなかで、床を転がるワークがあるのですが、どうも動きがスムーズにいっていない人たちがいて、どこがうまくいっていないんだろう、、、とわからなかったのですが、この前ちょうど武術の本で紹介されていた体の使い方が、クラスでやっているエクササイズを教えるヒントになりそうと思って、実践してみました。ちょっとした手の使い方だったのですが、それで動きがかわりました。こんなちょっとした身のこなし、なんだなとあらためて感じました。
おそらくリリースにしろ、CIにしろ、なるべく力をぬいて、からだを効率的につかうこと、小さな力で大きな力をうみだすことが模索されるなかで、実際に東洋的な身体ワークがとりいれられてきたのだと思います。
私のクラスはダンスクラスには珍しく、男性の比率も高いのですが、それにはこういう要素がはいっているからなのかな?と思ったりもします。実際に、今私のクラスに通ってくれている人に武術や武道をやっている方も数名いらっしゃいます。
コンタクト・インプロビゼーション(CI)もリリースも解剖学的、力学的な知識に基づいています。それをダンサーの身体的感覚に基づいて行うことで、実際の動きになっているのだと思います。
CIもリリースもさまざまな要素を含んで発展してきているので、講師によって教える事は違うけれど、さまざまな身体ワークの知恵が凝縮されていると思う。CINNが主催しているコンタクト・インプロ・フェスティバルでは、合気道のワークショップや野口体操のワークショップもプログラムにはいっていますが、さまざまな身体ワークに触れることはとても勉強になると思います。
私も日々学んでいきたいと思います。