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それぞれの

先週末は久々の友達と会うことができて、嬉しかった。

以前ダンサージュの私のクラスに通ってくれていたあやのちゃんが、
別府に仕事でいくことになり、金曜日に会いました。
最近のできごとや、今・これからで思っていることをいろいろ聞いたり・話したりできて、
良い時間をいただきました。
beppu projectでの活動で是非アートを多くの人に届けていただきたい!と思います。

土曜日には、矢内原美邦さんの"幸福オンザ道路"をみにいく前に、
ダンサー友達のあきなちゃんとえみちゃんと馬車道のカフェでゆっくりと。久しぶりに会えて楽しかったな。
一緒に舞台にたった日から2年もたって、何にもかわってないようだけど、それぞれの時間は流れていて。
あのときの創作は本当にわからないことだらけで、大変だったけど、
そこで一緒の時間を共有できたことは宝物。
そんな気持ちになりました。



ミクニヤナイハラプロジェクトをみるのは今回で2回目。
パフォーマーとも近くて良かったです。スピード感あふれるパフォーマンス。
繰り返される動きや言葉がある瞬間に自分にガツンときたり、疑問を投げかけて来たり。
この1年くらい自分もテキストにむきあうことが多かったせいもあるのかもしれないけど、
言葉が前みたときよりもずっとはいってきた。
無関心さや、正しいとか・正しくないとか、言葉のなかにある裏・表のこととか、
いろいろ思いながらみてました。
役者さんの身体をみるのも、おもしろかったです。
最後、役者が「私はかまわない」という言葉を繰り返す。
前後関係をおぼえているわけではないのだけど、
「私はそれでかまわないよ。いいよ。」って何かを肯定したように聞こえていた言葉が、
暗転の中くりかえされながら「私はそれにかまわない。」って、関係を遮断しているように聞こえてきた。
まったく逆にも聞こえるけど、本質的な部分は同じ感触が流れている気がして、
何かひっかかりをもったまま劇は終わりました。

日曜日は、新百合ヶ丘のアルテリオホールで木野彩子さんの映像作品が展示されているということで、
観に行ってきました。
思いがけず木野さん本人ともお会いできてうれしかったです。
ワークショップ生と一緒につくりあげた映像作品"AMANOGAWA"、
メイキング映像や写真、ワークショップでのダイアローグ記録などが展示されています。
無料ですので、興味のある方は是非見に行くと良いと思います。
創作や劇場という場を通じて普段話せないようなことを話し、
縁のない人と出会い、時間を共有する。
一般の方とどうアーティストつなげていくのか、
アーティストはどう舞台創作でのプロセスや創作そのものの本質を一般の方々と共有できるのか、
そんな舞台・劇場の可能性をしめしてくれる、ひとつの形だと思います。
メイキングもふくめてみていただきたい作品。
詳細は木野さんのブログで紹介されています。

いろいろな人と会い、ゆっくり考え事をした週末でした。
まだ答えはでないけれど、今は焦らずにいこうと思います。