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愛着

今日、教えの前に一人でバレエのレッスンをしていたら、
ふと窓のそとから、遠くの木のてっぺんにアオサギがとまっているのをみつけました。

おととしの作品をつくっていくときに、
自分の記憶の場所ということを課題でだされて、
私は小学2年生のときの教室ということで、創作をはじめた。
そうしたら教室の窓からみたシロサギのことを思い出した。
大雨のなかじーっと丸くなって木にしがみついてたシロサギの絵が鮮明になぜかよみがえった。
その夏を自分の創作と一緒にシロサギのことをよく考えていたから、
そのときからサギは私にとってなんだか愛着のある鳥になっている。
特に創作途中であわじ島にいったときは、車で走っているとサギをみつけると、
すかさずサギ!とみんなにいっていた。

見つけるたびになんだか、ほわっとする。
なんだか、温かくなる。

ダンスの喜びはこんなとこにもあるのかもしれないと、思った。
作品をつくることで、自分にとって大切なものが増えている。

忘れてしまうかもしれないものを、手にとって、よく見つめて考えてみる。
創作のときは苦しい気持ちもあるけど、こうして時間がたっても、大切に思えるものがあることは、
自分を幸せにしてくれるな、と思います。