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即興すること

更新がちょっととまってしまっていました。

そのあいだにいろいろなことがありました。
ちょっとずつまた書いていこうと思います。

ゴールデンウィークのCIフェスティバルは無事に終了しました。
今年もとても充実した内容だったのではないかなぁと思います。
スタッフとしてかかわりはじめてから今年で3年目。
毎年いろいろなことがあるけれど、いつもたくさんの人に出会えるのが楽しい。

ニナのクラスでは通訳を、アンドリューのクラスでは参加者と一緒にクラスをうけていました。

フェスティバルを通して講師の2人が教えてくれて、今回私がとても印象的だったことは、

「No」をいうこと、抵抗することの大切さ。
「No」ということ、抵抗することで相手の支えになることができる。
「No」をいうことに悪気を感じる必要はないし、「No」をいわれたからといってたいしたことではない。

「実験する」ことの大切さ
いつも気持ちのいい場所ばかりいくのではなくて、ちょっとしたルールを加えて自分を不自由にしてみる。
そこで何ができるのか。うまくいかなくてもいい。可能性をさぐること、それを楽しむこと。

まわりと自分のバランスを考えるということ。グループで即興しているとき、自分のやっていることに集中しているときは、まわりも自分をささえてくれると信頼すること。誰かが何かをはじめたとき、自分がそのひとのサポートになること。そのバランスが大切。

夜にCIのビデオをみましたが、そのなかにCIには「身体を動かす喜び」があるというような言葉があった。
そうだなぁと思う。知れば知るほど身体はすばらしくできていて、たくさんの彩りをあたえてくれてる。
いろいろなダンスがあるけど、動く喜びは忘れないでいきたい。
作品を考えていくと頭ばかり大きくなってしまうことがあるけど、
身体っておもしろい、身体って深いって思ったときの感覚をわすれないようにしたいなと思う。
私がダンスにはまっていった入り口はそこだったんだと、今おもいだすとそう思う。

そんなこんなであっというまに3日間のワークショップはおわり、4日のパフォーマンス。
とてもリラックスして、楽しかったです。30分ちょっとの間に舞台のみんなといろんなキャッチボールをしました。何かを起こそうとするのではなく、その一瞬一瞬に丁寧に応えていこうとおもいました。
一緒に舞台にいたみなさんに感謝です。即興はやっぱりおもしろい。

即興のおもしろさは、今ここでおこっているということ。
その今という瞬間をお客さんに伝えるために、自分の感覚や意志をつよくもって、そこでおきていることをお客さんにも共有してもらうこと。
即興のおもしろさはきっとそこにあるんだと、あらためておもう。